次の日。
何事もなかったかのように、
いつもと同じ、朝が来た。
新生児室には、私の赤ちゃんはいない。
私は、ただの入院患者になっていた。
産後3日目。
医師が、病室に来た。
「安静にしていられるなら、退院して、
家に帰ってもいいよ。
入院費用、もったいないし。
これから、何にお金がかかるかも
分からないし。」
「1週間後、お母さんの体調を診るから、
一度、外来診察に来て。
それで大丈夫だったら、
赤ちゃんに会いに行っていいよ。」
そんな訳で、私は、わずか3日で
退院することになった。
長男のときと比べて、会陰切開の傷が
とにかく痛くて、座ることもできないし
身体を動かすことも苦労したが、
それ以外は、体調も感情も
少しずつ落ち着きを取り戻していった。
(続)
[ 文・絵 乃邑マヒロ ]

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