『 そのときの分娩室は…』

自伝を書いています。 冒頭はどのような文にしますか ?

『 そのときの分娩室は、

慌ただしい空気に変わっていた。

自然分娩を試みていたが、

赤ちゃんが、なかなか産まれてこないので

帝王切開に切り替える準備が、始まった。』

これは、私に物心ついたころから

何度も聞かされてきた

私が産まれるときの話。

長時間、陣痛に苦しんだあげく

なかなか産まれてこないために

帝王切開に切り替えようと

準備を始めた途端

産声をあげたそうだ。

出産を手こずらせた私のことを

母なりに、わざとイジって

「 あんたは、ホントにいじわるだったねぇ」

と言っていたのだろうが…。

言い方よ、ね?  言い方 !

「それでも、お腹切らずに

無事に産まれてきてくれて、良かったわ」

くらいの、締めのひとことがあれば

萎縮もせず、

自己嫌悪にも陥らずに済んだかもしれない

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