幼少期の長女。
身長の伸びが良くない以外に、
難点があった。
ひとつは、掻きむしり。
かゆいところは、とことん掻いてしまう。
それこそ、血が出るまで。
主治医の先生によると
「自傷行為の一種かもしれない。」と
言われだ。
寝ている間にもボリボリ掻くので、
包帯巻いたり、タイツを履かせたり、
あれこれ対策はやってみた。
だが、どれもこれもうまく行かず、
しまいには、諦め状態。
そして、もうひとつ。
肘を脱臼しやすかったこと。
急に腕を引っ張ったり、
座位から、コロンと転がって、
腕が下になってしまったときに、
抜けてしまう。
もちろん、痛みで大泣きもするが、
肩から腕が、だらんと垂れ下がるので、
一目見てわかる。
昼夜問わずに、
何度、整形外科や整骨院に
駆け込んだことやら…。
この、肘が脱臼しやすいことが、
数年後、大きなアクシデントの原因と
なることなど、想像もしなかった。 (続)
[ 文・絵 乃邑マヒロ ]

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