長女が入院している病院から
「なるべく母乳を飲ませたいから、搾乳
して、冷凍して、今度来るときに持って
来てください。」という連絡があった。
本当なら、自分の腕に我が子を抱いたり
泣かれることで、刺激されて、乳房が
痛いくらいに張ってくるものだ。
でも、私の乳首を吸ってくれるはずの
長女がいない……。
家の中で、独り搾乳をしても、わずかな
量しか出ない。
それでも、たとえわずかな量でも
長女のためにと頑張ってみたが、
半月も過ぎるころには、ほとんど
出なくなってしまった。(続)
[ 文・絵 乃邑マヒロ ]

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