こども病院、2回目の受診日。
初めて訪れた日から、約1ヶ月ほどが
経っていた。
他の医療機関で判明できなかった原因も
ここでは、更に細かな検査ができるので
いろいろなことが、わかる。
「プラダー·ウィリー症候群」
医師の口から告げられた、長女の診断名。
人間の細胞の中にある “23対 46本” の
染色体の15番目に、わずかな欠損がある。
それによって、中度から軽度の
知能や発達の遅れが生じるという。
更に、外見的な特徴として、
上瞼と下瞼のライン、いわゆる目の輪郭が、
上下で違っているのが、通常。
だが、プラダーウィリー症候群の子は、
『アーモンド型』といって、
上下の瞼のラインが、対称なのである。
「僕は、初めてこの子を見たとき、
目がアーモンド型だったから、(この病気
ではないか、)と、すぐにわかったよ。」
もはや、医師の言っていることが、理解
できなくなっていた。
お世辞にも、長女の目は、ぱっちりだとは
言えない。
(でも、目が「アーモンド型」って、何 ?
どう見ても、普通の目だよ ! 先生 !) (続)
[ 文・絵 乃邑マヒロ ]

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