【 Episode16 】

こども病院、2回目の受診日。

初めて訪れた日から、約1ヶ月ほどが

経っていた。

他の医療機関で判明できなかった原因も

ここでは、更に細かな検査ができるので

いろいろなことが、わかる。

「プラダー·ウィリー症候群」

医師の口から告げられた、長女の診断名。

人間の細胞の中にある “23対 46本” の

染色体の15番目に、わずかな欠損がある。

それによって、中度から軽度の

知能や発達の遅れが生じるという。

更に、外見的な特徴として、

上瞼と下瞼のライン、いわゆる目の輪郭が、

上下で違っているのが、通常。

だが、プラダーウィリー症候群の子は、

『アーモンド型』といって、

上下の瞼のラインが、対称なのである。

「僕は、初めてこの子を見たとき、

目がアーモンド型だったから、(この病気

ではないか、)と、すぐにわかったよ。」

もはや、医師の言っていることが、理解

できなくなっていた。

お世辞にも、長女の目は、ぱっちりだとは

言えない。

(でも、目が「アーモンド型」って、何 ?

どう見ても、普通の目だよ !  先生 !)  (続)

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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