【 Episode27 】

前回の「マザーズ・ホーム」の話の続き。

「マザーズ・ホームを利用したいとき、

市役所に相談すれば、次女さんのこと

保育園で預かってもらえるのよ。」

何度も、何度も

その施設を勧められたので、

重い腰を上げて、市役所に電話してみた。

こちらの事情を説明して、

保育園の空きがあるのかを、聞いてみた。

市役所の回答。

「お子さんを保育園に預ける絶対条件は、

お母さんが、お仕事をしていることです !」

はいっ !  この話は、終了〜。

まぁ、どんなに勧められていても

私の中では、ピンとくるものがなかったので

行かなくて済む理由ができて、

内心、ホッとしていた。

と、同時に…。

(本人と母しか入れないという

その何ちゃらホームも、

市の保育園も、融通利かないんだなぁ…。)

(マニュアルや、ルールが必要なことは

理解できるけれど…。

もっと、気楽に自由に利用することって

できないのかな ?)

『福祉』の頼りなさに

直面したのは、

これが初めてだった。

(続)

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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