【 Episode36 】

『おやくそく』の話の続き。

園バスを利用しているお友だちと、

おやくそくした場合。

園舎の図書室に、公衆電話と連絡網。

当時は、携帯を持っている人はまだ少なく、

連絡網も存在していた。

そこから、おやくそくしたお友だちの家に

連絡できるようになっていた。

電話が通じれば、良し。

だが、相手の方に連絡つかない場合もある。

例えば、すでに園バスの停車場に

向かってしまっていたり、

お子さんが帰る寸前まで、出掛けていたり。

そういうときは、なんと !

園バスに乗せてもらうことが、できたのだ。

そして、添乗の先生が、お母さんに代わって

おやくそくが成立するか、どうか、

確認してくれたのだ。

OKなら、お友だちのところで

降ろしてもらう。

もしも、無理なときは、

再び園バスに乗って、幼稚園に戻ってくる。

我が家に遊びに来る場合は、

やはり停車場で、お友だちのお母さんに

許可を得て、園バスで一緒に戻ってくる。

独自のユニークな習慣には、

ずいぶん助けられた。

うちは自ずと

長女・次女が、ワンセットになっていたので

どこへ行くにも、2人一緒だった。

しかも、我が家には、私のマイカーはない。

そのことを、皆さんが理解してくれて

いたので、

夕方帰るときも、いつも快く、家まで

送ってきてくれたのだ。

何より、長女を同じように隔たりなく

受け入れてくれることに、

感謝してもしきれないくらい

先生方や、保護者の皆さんの懐の広さが

ありがたかった。

皆さん、当時は、本当に

お世話になりました。        (続)

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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