【 Episode40 】

「 就学猶予 」を承諾してもらう話の続き。

当時、住んでいたところは、

旦那の生まれ育った市だった。

なので、

市内のことは、いろいろ知っているわけで。

旦那の子どものころに比べると、

発展していくところもあれば、

逆に過疎化が進むところもあって、

小中学校の統廃合の話も、耳にしていた。

市役所の、この重々しい雰囲気の中で、

なんと、旦那の “ 外面の良さ ” が、

存分に発動し始めた !

◇◇先生は、どうのこうの…。

市役所の担当の方が、口を挟む間もなく

しかも、就学猶予とは全く関係ない話題を

次から次と話し続けた。

やれ、〇〇地区の統廃合がどうの !

やれ、自分の学校のころは、△△先生が

校長先生だったのだの !

ふと気づくと、

最初は、険しかった担当の方の表情が、

徐々に頬を緩めて、話に返答し始め、

しまいには、2人でローカル話に、

花が咲いていた。

まぁ、お互いに主張をぶつけ合うだけでは、

ギスギスするばかりで、

話は、平行線をたどっていったであろう。

意外にも、旦那のお喋りが、

空気を和らげることは、想像してなかった。

ただ !  今だからこそ、はっきり言う !

子どものことで、旦那が役に立ったのは

このとき限りだった。

話を戻して…。

初めまして、で、いきなり

猶予を認めてもらえるなんてことはない。

結論は、次回以降ということになった。

これは、想定内のこと。

幼稚園の先生方に、今日の話を持ち帰って

作戦を練らなくては !     (続)

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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