【 Episode43 】

幼稚園生活も、順調かと思いきや

また新たな心配事が。

乳幼児期は、食も細く

弱々しいひな鳥のようだった、長女。

主治医の言う通り

自立歩行ができるようになると、

確かに、食欲も増してきて

ふっくらとしてきた。

ところが、どうも身長の伸びが悪い。

こども病院に、1泊の検査入院をして

“ 成長ホルモン ” が正常に分泌されているか

調べることになった。

( 成長ホルモンは、睡眠中に分泌される

ので、寝ているときに検査をするという )

結果は、やはり成長ホルモンの分泌が

不足している、ということだった。

治療法は、皮下注射。

本来は、医療行為になるのだが、

病院で投与の方法の指導を受けた者、

主に、保護者が代わって注射をして

良いこととされていた。

「 この治療は、身長の伸びが止まるまで。

成長期の終わりまで、毎日続けることに

なります。」

( 果てしない課題が、増えたなぁ…。)

「 注射や点滴の類でも、一番細い針

だから、痛くないですよ ! 」 と、先生。

そうは言われても、針は針だ。

痛くないわけない !

長女は、毎日、臀部に針を刺されることに。

たまに、私の刺す位置が悪くて

「 痛いよっ ! 」と文句を言われたりもしたが

大暴れしたり、拒絶することなく

耐え抜いてた長女であった。  (続)

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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