我が家も、やっと子どもたち3人を
ディズニーランドに連れて行くことが
できた。
さてさて、ミッキーマウスには
会えるかな ?
園内を堪能しながら、歩いていると
目の前に、茶色の毛に覆われた物体が…。
( う〜ん、どちら様 ? )
どのストーリーに登場しているのか
全く覚えのない、猿…。
猿なので、もちろん 喋らない。
だが、身ぶり手ぶりで
長女に向かって、何かをアピールしてくる。
次の瞬間。
猿が、長女の手を引いて、走り出した !
ええ〜っ !!
ちょっと待てっ !
どこへ連れて行く気だ ?
誘拐 ?
私は、青ざめ、慌てふためいて
長女を引き戻した。
そのときの長女の顔は、私とは真逆に
とても楽しそうだった。
そして、すっかり日も暮れてから
グッズショップの中で、
家族それぞれが、お土産を探していた。
すると !
疲れ果てた長女が、
陳列棚で、横になって寝ているのを発見 !
こうなったら、お土産どころではない。
慌てて、長女をおんぶした。
そのときの私の首には
ポップコーンのバケットが、3つ。
( せっかくのディズニーで、
一体、何て格好してるんだろう…。)
心の中でボヤいている私の背中で、
長女はきっと、猿との行き先の続きを
夢見ていたのだろう。
大人になった今でも、
長女の中には、楽しかった思い出として
鮮明に残っているようだ。
( もしも、あのとき、引き止めなかったら
その続きは、どうなっていたのだろう ? )
(続)
[ 文・絵 乃邑マヒロ ]

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