【 Side story of M 】

我が子3人は、見事に個性が際立っている。

兄、姉のちゃらんぽらんさを見ながら

育った次女は、

上の2人分まで、四角に収まる “ 良い子 ”。

そんな彼女が、たまにやらかすのが

これまた面白くて、たまらん !

娘たちが、まだ幼稚園のころだったろうか。

近くのダム湖に行ったときのこと。

湖面には、あひるボートに乗って

楽しんでいる人がいた。

「 乗ってみようか ! 」

家族の意見が一致したので、

早速、乗り込んでみた。

みんなで力を合わせて、ペダルを漕いで

湖面の真ん中に向かい始めたとたん

次女が、大泣きし始めた。

ボートの椅子に座ると、

思いの外、水面がすぐ近くにあって

それが、怖かったようだ。

次女は、ポロポロ泣きながら

声の限り、叫び始めた。

『乗るって言うんじゃ

なかったぁ~〜〜 !』

普通なら、「もうやだ〜」とか

「帰る〜」とか、言いそうなものだ。

恐怖に駆られながらも、

今、自分が置かれている現状の原因を

自己分析して、反省までしてる…。

そう思ったら、私は笑いが止まらない !

( いや、笑ってる場合じゃない。

娘を慰めて、安心させないと…

でも、プププ〜笑 )

…何とも薄情なおかんで、ごめんなさい。

何だかんだ言っても、

我が子たちへの、溢れる愛情ゆえ

愛らしいエピソードを、

たくさんの人に伝えたいのです。

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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