【 Episode 51 】

子どもたちが、通っていた幼稚園

教わるのは、子どもだけではなく

親にとっても、気づかされることが

いくつもあった。

ある日の、保護者会での先生の話。

「 よく子どもたちが、

『 先生 ! トイレに行ってもいいですか ?』

と、聞きにきます。

でも、トイレに行ってはいけない、という

ことはないんです。

『 トイレに行ってきます。』 で

いいんですよ。」

なるほど !  確かにそうだ !

つい見過ごしてしまうようなことを

保護者にも、自然に諭してくれる。

そこの幼稚園では、

お昼ご飯は、お弁当を持っていく。

「 お弁当は、お子さんが食べ切れる量で

お願いします。

特に食の細いお子さんは、

満腹になることを重視するよりも、

『 食べ切れた !』 という達成感を

持てるようにしてあげてください。」

そして、

「 小袋のふりかけを持ってくる子が

いますが、

子ども用の小さなお弁当箱のご飯には、

塩分、多過ぎませんか ?

時には、白いご飯のままでも

いいですよね。」

今でも強く、心に残っている話。

ここからは、余談。

ある時、期間限定で、

海外の男の子が、幼稚園に来ることに

なった。

さて、みんなと一緒のお弁当の時間、

その男の子が、持ってきたのは

なんと、ポテトチップ !

なるほど !!

園児たちにとっては、

なかなかの

カルチャーショックだったようだ。  (続)

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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