子どもたちが、通っていた幼稚園
教わるのは、子どもだけではなく
親にとっても、気づかされることが
いくつもあった。
ある日の、保護者会での先生の話。
「 よく子どもたちが、
『 先生 ! トイレに行ってもいいですか ?』
と、聞きにきます。
でも、トイレに行ってはいけない、という
ことはないんです。
『 トイレに行ってきます。』 で
いいんですよ。」
なるほど ! 確かにそうだ !
つい見過ごしてしまうようなことを
保護者にも、自然に諭してくれる。
そこの幼稚園では、
お昼ご飯は、お弁当を持っていく。
「 お弁当は、お子さんが食べ切れる量で
お願いします。
特に食の細いお子さんは、
満腹になることを重視するよりも、
『 食べ切れた !』 という達成感を
持てるようにしてあげてください。」
そして、
「 小袋のふりかけを持ってくる子が
いますが、
子ども用の小さなお弁当箱のご飯には、
塩分、多過ぎませんか ?
時には、白いご飯のままでも
いいですよね。」
今でも強く、心に残っている話。
ここからは、余談。
ある時、期間限定で、
海外の男の子が、幼稚園に来ることに
なった。
さて、みんなと一緒のお弁当の時間、
その男の子が、持ってきたのは
なんと、ポテトチップ !
なるほど !!
園児たちにとっては、
なかなかの
カルチャーショックだったようだ。 (続)
[ 文・絵 乃邑マヒロ ]

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