【 Episode15 】

今回は、サイドストーリーから…。

私は数年前に、25年以上連れ添った旦那と

離婚をした。

そのとき、長女を一緒に連れて、家を出た。

2人分の最低限の物を持ち出すことしか

できなかったので、

子どもたちの写真すら、手元に一枚も無い。

特に、育児日記のような記録を残すことも

してこなかった。

(長女の母子手帳は、旦那のところのまま)

このブログを公開することにして、

綴り始めたエピソードは、

私の頭の中の記憶を、掘り起こして

文章にしているのである。

なので、所々の記憶が薄れてしまっている。

初めて「県立こども病院」を訪れた日の

記憶も、実はほとんどない。

強いて言えば、診察室の数の多いことに

驚いた…くらい。

こども病院は、県内の他の医療機関からの

紹介状があることで、受け入れてもらえる。

20歳未満の患者を、より専門的に診察して

くれる“最後の砦”的なところであった。

内科でも、更にいくつもの専門分野の

診察室に分かれていて、長女は、

「遺伝科」というところへ案内された。

そして、そのときにはまさか

長女が20歳になるまで、お世話になるとは

思いもしなかった。  (続)

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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