旦那には、兄と姉がいた。
(特に姉に対しては、異様とも思えるほどの
敬意を持っていた。)
その義姉の家族は、市町村こそ違うが
車で片道約20分のところに住んでいた。
そして偶然にも
お互いの第一子、第二子は、
同学年であった。
ある日、家族で、
義姉の家にお邪魔することになった。
話も弾み、和気あいあいと食卓を囲んでいた
ときのこと…。
義姉のご主人が、こんな言葉を口にした。
「〇〇ちゃん(長男の名前)は、
将来、結婚できないかもしれないね。」
それは、妹、長女の存在。
“血縁者に、障がい者がいる”からだという。
例え、お酒が入っている場の言葉だとしても
内心、許せなかった。
私の長男に対しても、長女に対しても
失礼、極まりない !
そのご主人は、私よりひと回り以上年上で、
お堅い公務員の良識人であると思っていた。
それまでは…。
(人間の本質なんて、年齢や職業は、
関係ないんだな…。)
私は、引きつった笑顔で
その場の空気を乱さないようにするのが
精一杯だった。
そして、その配慮ない言葉は
いつまでも、心に刺さっている。
余談。
長男も、次女も、現在は
それぞれ、素晴らしい伴侶とそのご家族に
恵まれて、立派に家庭を築いている。
もちろん、長女の事情も
温かくご理解いただいている。
ふん ! どんなもんだ !!! (続)
[ 文・絵 乃邑マヒロ ]

コメント お願いします!