【 Episode32 】

入園して間もなく、保護者会があった。

先生からの話。

保護者の自己紹介、などなど。

終始、和やかな雰囲気で、会が進んだ。

終わって、園庭に出たとき、

ふと、声をかけられた。

振り返ると、そこには、さっきまで

一緒に保護者会の輪の中にいた方が。

「私は、同じ年少組の△△です。

うちの子(男の子)がね、いつも家で

『〇〇ちゃん(長女)てね、

とてもかわいいんだよ〜』って

話してくれるのよ !」

その男の子の気持ちも、

話しかけてくれた、その方の気持ちも、

本当に、本当に、嬉しかった。

そのときの彼女の柔らかな表情と、

優しい語り口調を、

今でも鮮明に覚えている。

(翌年、彼女と私は、PTA役員を引き受け、

さらなる繋がりを深めることになった。)

ありがとう。    (続)

[ 文・絵  乃邑マヒロ ]

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